
「テレビで見るプロのように、グググッと曲がるボールを投げたい!」
「カーブを投げようとして手首をひねったら、手首が痛くなった…」
ボウリングを始めた人が必ず憧れるのが、かっこいい「カーブ(フックボール)」ですよね。
しかし、見よう見まねで投げても、ボールは無情にも真っ直ぐ進んでガターへ…なんて経験はありませんか?
実は、あなたのボールが曲がらない最大の原因は、投げ方ではなく「使っているボール」にある可能性が高いのです。
この記事では、ボウリング初心者がカーブを習得するためのコツと、「なぜあなたのボールは曲がらないのか」という衝撃の事実を解説します。
1. なぜあなたのボールは曲がらないのか?
最初に、残酷な事実をお伝えしなければなりません。
もしあなたがボウリング場にある備え付けのボール(ハウスボール)を使っているなら、そのボールで綺麗なカーブを投げるのは物理的にほぼ不可能です。
理由は2つあります。
1-1. ハウスボールは「曲がらないように」作られている
ボウリング場のボールは、子供からお年寄りまで誰でも真っ直ぐ投げられるように、「ポリエステル」という硬いプラスチック素材で作られています。
この素材はレーン(床)との摩擦が少なく、ツルツル滑って真っ直ぐ進む性質があります。
1-2. 中に「エンジン」が入っていない
プロが使っているマイボールの中には、「コア」と呼ばれる変重心の重りが入っています。
これがエンジンの役割を果たし、ボールが勝手に起き上がろうとしてカーブが生まれます。
一方、ハウスボールの中身は均一です。
「エンジンがない車」でレースに出ようとしているようなものなので、いくら手首をひねっても曲がらないのは当然なのです。
2. それでも曲げたい!カーブを投げる3つのコツ(フォーム編)
「道具のせいなのはわかった。それでも、今のボールで少しでも曲げてみたい!」
そんなチャレンジャーのために、今日から意識できる回転をかけるコツを3つ伝授します。
(※無理をすると手首を痛めるので注意してください)
コツ①:リリースの形は「握手」
初心者がやりがちな間違いが、「手首をドアノブのように回してしまう(ひねる)」ことです。
これでは回転がかかる前にボールが落ちてしまいます。
正しいイメージは「握手」です。
ボールを離す瞬間、親指を先に抜き、残った中指と薬指でボールを引っ掻き上げるようにします。
リリースの直後の手の形が、誰かと握手をするような形になっていれば正解です。
コツ②:親指は「10時」の方向へ
ボールを持つ時、親指の位置を時計の針に例えてみましょう。
- 真っ直ぐ投げる時: 親指は「12時」の方向
- カーブを投げる時: 親指は「10時〜11時」の方向(右投げの場合)
最初から少しだけ手首を内側に傾けた状態で構え、そのまま手首を固定して投げます。
これだけで、ボールに横回転(サイドローテーション)が加わりやすくなります。
コツ③:ピンではなく「スパット(▲)」を見る
カーブを投げると、ボールは弧を描いて進みます。
遠くのピンを見て投げると、ボールが曲がり始めた瞬間に狙いがズレてしまいます。
レーンの手前にある三角形の目印(スパット)を見て投げましょう。
「右から2番目のスパットの上を通す」といった具合に、近くの目標を狙うのがコントロールを安定させる鉄則です。
3. 「サムレス投法」ならハウスボールでも曲がる?
「どうしてもハウスボールで強烈に曲げたい!」
そんな人が行き着くのが、親指を穴に入れずに投げる「サムレス投法」や、両手で投げる「ツーハンド投法」です。
親指を入れないことで、手首をカップ状に深く抱え込めるため、ハウスボールでも強烈な回転をかけることができます。
- メリット: ハウスボールでもすごく曲がる。
- デメリット: コントロールが非常に難しい。手首への負担が大きい。
遊びで投げる分には楽しいですが、安定してスコアを出したいなら、あまりおすすめできる方法ではありません。
4. 【結論】一番簡単な方法は「マイボール」を持つこと
ここまでテクニックを解説しましたが、遠回りをせずに最短でカーブを習得する方法はただ一つ。
「曲がるボール(マイボール)を手に入れること」です。
嘘のような話ですが、マイボールに変えた瞬間に、「えっ、勝手に曲がった!」と驚く初心者が続出します。
無理に手首をひねらなくても、ボールの性能(素材とコア)が勝手に仕事をしてくれるからです。
マイボールのメリット
- 怪我をしない: 無理な投げ方が不要になるため、手首や指を痛めません。
- ピンが弾け飛ぶ: ハウスボールとは破壊力が段違いで、ストライクが増えます。
- 安い: 初心者用なら、実は1万円ちょっとで購入できます。
5. まとめ:道具を変えれば、ボウリングの世界が変わる
今回は、ボウリングでカーブを投げるコツを解説しました。
- ハウスボールは構造的に曲がらない
- 手首をひねらず「握手」の形で投げる
- 本気で曲げたいなら「マイボール」が最短ルート
「自分の腕が悪いから曲がらないんだ…」と落ち込む必要はありません。
悪いのはあなたの腕ではなく、ツルツル滑るハウスボールです。
もしあなたが「一度でいいからカッコいいカーブを投げてみたい」と思うなら、ぜひマイボールを検討してみてください。
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